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スペシャルティコーヒーの中でも高級品種として知られるゲイシャ。

フローラルな香りとフルーティーな酸味が特徴的なコーヒー豆です。 ゲイシャコーヒーは1931年に東アフリカのエチオピア、ゲシャ地域で初めて発見されました。ゲイシャコーヒーの名前はこの地名に由来しています。 2000年代に入るとパナマのエスメラルダ農園のゲイシャコーヒーが国際的な品評会で受賞し始め、その独特な風味が高く評価され、今なお世界中で最高品種としての地位を確立しています。

2025 パナマゲイシャ ニュークロップ

パナマ ゲイシャ ナチュラル ドス・へフェス農園

カフェ・デ・ラ・ルナ(月のコーヒー)」と名付けられたコーヒー豆は、徹底した自然農法にこだわり、月の運行を利用した古代農法も取り入れて栽培されています。

パナマのゲイシャコーヒーを誰にでも楽しんでほしい、という農園主の願いが込められた「エガリタリアン・ゲシャ」(*エガリタリアン=平等を愛する人、の意味)は、竹製のアフリカンベッドでゆっくりと熟成され、ゲイシャならではのチェリーの良い香りとマイルドな風味が楽しめる、パナマゲイシャの逸品です。

¥4,900 (税込) / 100g

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パナマ産 ゲイシャ コーヒー

エチオピア産 ゲイシャ コーヒー

その他のゲイシャ コーヒー

ゲイシャコーヒーの歴史

1930年代

エチオピアで発見

エチオピアのゲシャ村で発見される。

1950-60年代

中米へ渡る

研究のため中米へ。パナマに渡るも、収穫量が少なく注目されず。

2004

ゲイシャショック

パナマのエスメラルダ農園が出品したゲイシャが品評会で優勝し、史上最高値を記録。世界に衝撃を与えた。

2025-

世界中のロースターが追い求める

最高品質のコーヒーとしての地位を確立している。

ゲイシャコーヒーの主な産地

ゲイシャコーヒーはエチオピアが原産のコーヒーです。特にパナマ産ゲイシャが世界的に有名で、華やかな香りと柑橘系の酸味が特徴です。パナマの隣国コスタリカ、コロンビアでも高品質な豆が生産されています。近年ではラオスなどアジアでも栽培が広がっています。

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ゲイシャコーヒーを生産する農園

ゲイシャコーヒーと一口に言っても、その味わいは農園によって驚くほど異なります。同じゲイシャ種でありながら、標高、気候、土壌、そして各農園の栽培方法や精製方法の選択によって、個性豊かな風味プロファイルが生まれます。世界各地のゲイシャコーヒー生産農園がどのようにして独自の味わいを生み出しているのかご紹介します。

ゲイシャコーヒーの生産で有名なパナマ、エスメラルダ農園 ピーターソンファミリー

エスメラルダ農園

パナマのゲイシャコーヒーを世界に知らしめた、日本でもおなじみのピーターソン・ファミリーが経営する農園。エスメラルダ農園のゲイシャには3つのブランドがあり、『プライベート・コレクション』はファミリーの所有する農園、ハラミージョ、キエル、カーニャベルデのそれぞれ標高1,600~1,800mの区画で育ったマイクロロットを厳選した高級グレードのゲイシャです。オークションロットである最上位ブランド『スペシャル』に次ぐグレードですが、完熟したチェリーの選別とその精製プロセスは同様の工程で生産されています。

エスメラルダ農園のコーヒー
ゲイシャコーヒーを生産する農園 パナマ ジャンソン農園 ジャンソンファミリー

ジャンソン農園

スウェーデン出身のカール・ジャンソンによって創設されたパナマきっての名門農園。 バルー火山の麓、ボルカン地域の1,350~1,700mの標高に位置しています。完璧なまでの調和とバランスを目指すジャンソン農園では、コーヒーを育てる土壌の養分から、区画ごとに隣接する天然の森の生態系に至るまで、人の目と手による徹底した管理を行い、また400枚ものソーラーパネルを使用した自家発電の利用や、森林の再生によって水源を保護、活用するなど、自然環境を守り、維持することを使命としたコーヒーづくりをしています。

ジャンソン農園のコーヒー
日本でもお馴染みの、ゲイシャコーヒーの生産農園、パナマ アウロマール農園 農園主ロベルト

アウロマール農園

アウロマール農園はオーロラ農園とエレタ・ミル(ミル=小規模な精製所)によるプロジェクト。より精度を上げた高品質なゲイシャコーヒーの生産を行う事、農園に従事する人々の生活や教育環境の向上や環境への負荷軽減のためのプロジェクトです。アウロマール農園のコーヒーが持ち合わせるカップの複雑な風味は、周囲の森林が作り出す特別な環境、日照時間、降雨量、収穫期の気候による相乗効果が影響しています。さらに、熟度の高いチェリーだけを収穫する技術と成果に対する収穫者への報酬を惜しまず、乾燥させる時間や、撹拌の回数、すべての工程における徹底した選別作業に、とにかく「手間」をかけることで、アウロマールのブランドにふさわしい、群を抜いたクリーンさと奥深いアロマをあわせもつゲイシャが生み出されます。

アウロマール農園のコーヒー

レリダ農園

レリダ農園はパナマでも老舗の農園で、パナマから初めて海外にコーヒーを輸出した農園としても知られています。レリダ農園のゲイシャは花の香りと柑橘、すもものようなイキイキとした果実味、冷めるにつれて紅茶のようなエレガントさと糖蜜のような甘さを感じられる複雑な味わいです。

レリダ農園のコーヒー

ドス・へフェス農園

パナマ西部ボケテ地区の7エイカーほどの小さな農園。 「カフェ・デ・ラ・ルナ(月のコーヒー)」と名付けられたコーヒー豆は、徹底した自然農法にこだわり、月の運行を利用した古代農法も取り入れて栽培されています。 最高級品種であるパナマの「ゲイシャ」コーヒーを誰にでも楽しんでほしい、という農園主の願い が込められた「エガリタリアン・ゲシャ」(*エガリタリアン=平等を愛する人、の意味)は、農園の中に並べられた竹製のアフリカンベッドでゆっくりと熟成され、高級品種ゲイシャならではのチェリーの良い香りと、マイルドな風味が楽しめる、パナマゲイシャの逸品です。

ドス・へフェス農園のコーヒー

ゲイシャコーヒーのおいしい淹れ方

自宅でゲイシャのポテンシャルを最大限に引き出す、公式ハンドドリップレシピ。

抽出レシピ

  • 豆の量: 10g (中細挽き)
  • お湯の量: 150ml
  • お湯の温度: 90-95℃
  • 抽出時間: 1分30秒〜2分

抽出ポイント

  • 軟水か浄水を使う
  • 挽目は食卓塩くらい
  • 豆とお湯は1:15が基準
  • 冷める過程の味の変化を楽しむ

抽出ステップ

1
リンスと予熱 (0:00)

フィルターを湯通しし、器具を温める。サーバーに落ちた湯は捨てる。

2
蒸らし (0:30)

豆をセットしたら、30gほどお湯を注ぎ、30秒蒸らす。

3
メインの抽出 (1:30)

残りのお湯を中心から外側に円を描くようにゆっくり注ぐ。

4
サーバーの撹拌 (2:00)

抽出が終わったらさサーバーを撹拌して完成。

ゲイシャコーヒーに関連する記事

ゲイシャの風味を構成する要素

🌸

ジャスミン

ゲイシャを象徴する、甘く高貴な花の香り。

(リナロール)

🍋

ベルガモット

アールグレイティーを彷彿とさせる、柑橘系のフローラルな香り。

(リナロール)

🍍

トロピカルフルーツ

マンゴーやパパイヤのようなエキゾチックな風味。

(エステル類)

🍑

ピーチ

熟した桃のような、柔らかく甘い石果の風味。

(ラクトン類)

紅茶のような

高級な紅茶を思わせる、繊細でクリーンな飲み口。

(テアフラビン類)

🍊

オレンジ

明るくジューシーな柑橘類の風味。

(リモネン)

🍯

蜂蜜

温度が落ち着くと現れる、リッチで滑らかな甘み。

(フェニル酢酸)

🤔

誤解:「酸っぱい」

質の高い「酸味(Acidity)」であり、不快な「酸っぱさ(Sour)」とは別物。

(感覚の不一致)

テイスティングのヒント:

ゲイシャコーヒーに関するよくある質問

ゲイシャコーヒーとは何ですか?

ゲイシャコーヒーはエチオピアの「ゲシャ村」周辺で発見された品種をルーツとするアラビカ種の一種です。特にパナマの農園で育てられたゲイシャ種が評判になり、世界的に「ゲイシャコーヒー」と呼ばれるようになりました。

ゲイシャコーヒーが高価な理由は?

ゲイシャ種は栽培が難しく、生産量が限られているうえに、独特のフローラルで華やかな風味が高く評価されています。そのため、需要と供給のバランスからプレミアム価格が付くことが多いです。

ゲイシャコーヒーの特徴は?

ゲイシャコーヒーの特徴はジャスミンやベルガモットなどを思わせる華やかな香りと、紅茶のような繊細で透明感のある口当たりです。産地や精製方法によって、フローラル、シトラス系の酸味、甘さなどがはっきり感じられます。

ゲイシャコーヒーの美味しい淹れ方は?

一般的にはドリップ(ハンドドリップ)による抽出が繊細な香りを感じやすく、好まれます。中浅煎り~中煎り程度の豆を、少し低めの温度(90℃前後)でゆっくりと注ぐことで、フローラルな香りが引き立ちます。

ゲイシャコーヒーのおすすめの焙煎度は?

ゲイシャコーヒーはフローラルな香りと明るい酸味が魅力のため、中浅煎り程度がおすすめです。深煎りにすると苦味が強まり、ゲイシャ特有の風味特性が失われやすいです。