ゲイシャコーヒーはその希少性と独特の風味からコーヒー愛好家の間で高く評価されています。せっかく購入した希少なコーヒー、失敗しない方法で淹れたいですよね。本記事でははじめてゲイシャコーヒーを淹れる方にもわかりやすい方法を解説していきます。
ゲイシャコーヒーの特徴
- フローラルでフルーティーな香り(ジャスミン、バラ、シトラス系の果物など)
- 鮮やかな酸味と繊細な甘み
- クリーンで爽やかな後味
これらの特徴を最大限に引き出すために、適切な淹れ方が必要です。
▼ゲイシャコーヒーの詳しい解説はこちら
ゲイシャコーヒーとは?歴史・産地の違いとおすすめの飲み方
ゲイシャコーヒーの淹れ方 ポイント
- 焙煎度:浅煎り 〜 中煎り(Cinnamon Roast 〜 High Roast)程度
- お湯の温度: 90 〜 95℃程度
- 挽き方:中細挽き 〜 中挽き程度
- 抽出時間:1分30秒 〜 2分程度
- 水質:基本的に軟水
ハンドドリップのレシピ
ここからは実際にゲイシャコーヒーをハンドドリップで淹れる際のレシピをご紹介します。分量はコーヒーカップ1杯分となっています。
1.コーヒー豆の準備
10gのゲイシャコーヒー豆を用意し、中細挽きに挽きます。
2.お湯の準備
150mlの90-95℃のお湯を用意します。次のステップでペーパーフィルターをリンスする場合は10-20ml多めに用意します。
3.ドリッパーの準備
ドリッパーにペーパーフィルターをセットし、お湯で濡らしておきます。この工程でペーパーフィルターの紙臭さを取り除くことができます。リンスが終わったらサーばーまたはカップの中のお湯は捨ててください。
4.蒸らし
挽いたコーヒー粉をドリッパーに入れ、30mlのお湯を注ぎ、30秒ほど蒸らします。
5.抽出
残りのお湯をドリッパーの中心から外側に円を描くようにゆっくり注いでいきます。この工程でドリッパーに注ぐ量とドリッパーから落ちる量が均等になるのがベストです。
6.抽出時間の調整
全体の抽出時間が1分30秒から2分程度になるよう調整します。
味わいの調整
ゲイシャコーヒーの特徴である「綺麗で繊細な味わい」を保ちつつ、「甘さや質感をどれだけ引き出せるか」がポイントです。
温度は高いほど抽出が早くなります。また酸味→甘味→苦味→雑味の順で抽出されるため、抽出に時間がかかってしまうと雑味を含みやすくなってしまいます。
ゲイシャコーヒーの酸味や甘味を重視したい場合は90℃ほど、ボティ感も重視する場合には少し温度を高くします。
まとめ
- お湯の温度は90〜95℃
- コーヒー豆は浅煎り〜中煎り
- 挽き方は中細挽き〜中挽き
- 抽出時間は1分30秒から2分
適切な温度、挽き方、抽出時間を守りつつ、ゲイシャコーヒーの風味を楽しんでください。