ブルーマウンテンコーヒーは「コーヒーの王様」と称されるほど、多くのコーヒー好きに支持されている特別なコーヒーです。上品な香りと、酸味・コク・甘味のバランスが絶妙で、一度飲むと忘れられない味わいに魅了されます。
この記事では、ブルーマウンテンコーヒー豆を使ったドリップでの美味しい淹れ方を詳しく解説します。日常の一杯が特別な時間になる、そんなブルーマウンテンの世界をぜひご堪能ください。
ブルーマウンテンコーヒーとは?魅力と特徴
まずはじめに「ブルーマウンテン」とは、ジャマイカのブルーマウンテン山脈で栽培された高品質なアラビカ種コーヒー豆を指します。中でも「ブルーマウンテン No.1」は、その中でも最高等級の豆で、日本でも根強い人気を誇ります。
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ブルーマウンテンコーヒーの特徴 | 産地、歴史、味わいを解説
ブルーマウンテンの主な特徴
- 香り:花のような華やかな香りと甘い香ばしさ
- 味わい:酸味・コク・甘味がバランスよく調和
- 苦味:控えめで、すっきりとした後味
- 飲みやすさ:雑味が少なく、初心者からコーヒー好きまで幅広く支持
ブルーマウンテンの正しい淹れ方 美味しさを引き出すドリップ手順
ブルーマウンテンの魅力を最大限に引き出すには、豆の特性に合わせた丁寧なドリップが不可欠です。

準備するもの・条件
- コーヒー豆:ブルーマウンテン No.1
- 焙煎度:ハイロースト(中浅煎り)
- 挽き方:中細挽き
- 粉の量 :10g(1杯分)
- お湯の量:160ml(粉重量の16倍)
- お湯の温度:約92℃
- 抽出レシピ:合計3回ドリップ(50ml→50ml→60ml)
- 抽出時間:約2分
1. ドリップ前の準備(リンス)
ドリッパーとサーバーをあらかじめお湯で温めておくと温度が安定し、風味を逃しません。挽いた粉をドリッパーにセットし、軽く平らにならします。

2. 蒸らし(1回目のドリップ)
50mlのお湯をゆっくりと円を描くように粉全体に注ぎます。30秒ほど蒸らし、ガスを抜くことで雑味を防ぎます。

3. 2回目のドリップ
再び50mlのお湯を同じく全体に注ぎます。この時、粉がしっかりと撹拌されるようにスピーディーに注ぐのがポイントです。

4. 最後3回目のドリップ
残りの60mlを均等に注ぎます。
トータルの抽出時間は2分以内が理想。時間が長くなると過抽出となり、渋み・苦味が強く出るため注意しましょう。

【淹れ方のコツ】味のブレを防ぐ3つのポイント
1. お湯の温度は92℃前後
温度が高すぎると苦味が、低すぎると酸味が際立ち、せっかくのバランスが崩れてしまいます。
2. 注湯は3回に分けてリズムよく
ブルーマウンテンの持つ繊細な香味を活かすためには、抽出スピードが重要です。淹れながらタイマーで計るのもおすすめ。
3. 焙煎度と挽き方を豆に合わせる
ハイローストの中細挽きがベスト。粗すぎると味が薄くなり、細かすぎるとえぐみが出やすくなります。

まとめ:ブルーマウンテンの淹れ方をマスターして特別な一杯を
ブルーマウンテンコーヒーは、ただ高級な豆というだけでなく、淹れ方によって真価を発揮する特別な存在です。正しい温度管理や抽出スピードを意識することで、驚くほど繊細で豊かな香味を楽しむことができます。
ご自宅で「コーヒーの王様」と称される味を再現し、極上のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?

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焙煎士 佐藤