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世界三大コーヒーとは?その歴史とコーヒー豆の特徴

コーヒーは世界中で愛されている飲料であり、その種類や味わいは多岐にわたります。中でも「世界三大コーヒー」と称されるタンザニアのキリマンジャロ、ジャマイカのブルーマウンテン、ハワイのコナは、コーヒー好きではなくとも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。これらのコーヒーはそれぞれが独特の風土で栽培され、独自の製法によって生産されることで、他にはない特別な味わいを生み出しています。この記事では世界三大コーヒーの魅力とその特徴について解説していきます。

キリマンジャロコーヒー

世界三大コーヒーの一つ、タンザニア キリマンジャロ ンゴロンゴロ国立公園

キリマンジャロ ンゴロンゴロ国立公園

キリマンジャロの地域特性

キリマンジャロコーヒーはアフリカ大陸の東部に位置するタンザニアのキリマンジャロ山の中腹、標高1,500〜2,500mで栽培されるアラビカ種のコーヒーです。この地域は、豊かな火山土壌と適度な降雨量、昼夜の温度差が大きいことが特徴で、コーヒー豆の栽培に最適な環境を提供しています。

 

タンザニアのコーヒー栽培の歴史

タンザニアでのコーヒー栽培は16世紀から始まったとされていますが、産業としての栽培は20世紀初頭にドイツの植民地時代に始まりました。ドイツ人によってアラビカ種のコーヒーが持ち込まれ、その後イギリス統治下でも栽培が続けられました。キリマンジャロ山の中腹で栽培されるコーヒーは、その品質の高さから「キリマンジャロコーヒー」として知名度を高めていきました。日本でキリマンジャロがブランドとして認識されるようになったのは、ヘミングウェイ原作の『キリマンジャロの雪』がきっかけであると言われています

キリマンジャロの風味

キリマンジャロコーヒーは、その豊かな酸味とフルーティーな香り。さらに、後味に感じる甘さが特徴的なコーヒーです。

ブルーマウンテンコーヒー

世界三大コーヒーのひとつ、ジャマイカ ブルーマウンテンのコーヒー農園

ブルーマウンテンのコーヒー農園

 

ブルーマウンテンの地域特性

ブルーマウンテンコーヒーは、ジャマイカのブルーマウンテン山脈の内側、ブルーマウンテン地区で栽培されるコーヒーで、世界三大コーヒーの中でも特に高級品として知られています。この地域は標高800〜1,500mに位置し、昼夜の温暖差が平均で8℃以上と大きく、霧が多いことが特徴で、コーヒー豆がゆっくりと成熟することで、深い味わいと複雑な香りを持つコーヒーが生産されます。

 

ジャマイカのコーヒー栽培の歴史

ブルーマウンテンコーヒーの歴史は1728年にジャマイカにコーヒーの木の苗が輸入されたことに始まります。最初に植えられたコーヒーの木の苗はブルーマウンテンエリアに植えられ、その後ハイチ革命の難民によりコーヒーの栽培と生産技術が伝授され、コーヒー豆の生産が急速に発展しました。しかし、奴隷解放や農園拡大による土地の侵食などで一時衰退しましたが、1943年にイギリスの農業アドバイザーがコーヒー産業復興計画を作成し、1948年にコーヒー産業公社(CIB)が設立され、ジャマイカコーヒー産業は世界最高のコーヒーを生産し続ける地位を確立しました。

 

ブルーマウンテンの風味

ブルーマウンテンコーヒーは、その滑らかな口当たりとバランスの取れた酸味、そして独特の甘い香りが特徴です。

ちなみに、ブルーマウンテンは生豆の輸送にタルを使用します。タルを使用するのは世界でもブルーマウンテンのみです。

ハワイ コナ コーヒー

世界三大コーヒーのひとつ、ハワイコナ コーヒーの農園

ハワイ コナ地区のコーヒー農園

ハワイコナの地域特性

コナコーヒーはアメリカ合衆国ハワイ州のハワイ島西部、特にコナ地区で栽培されるコーヒーです。北コナ地区と南コナ地区にあるファラライ山とマウナ・ロア山の裾野で栽培され、多孔質でミネラル豊富な火山灰土壌がコーヒーの生育環境として優れているとされています。

 

ハワイでのコーヒー栽培の歴史

1825年にハワイ王国のカメハメハ2世とカマルマル女王がロンドンで初めてコーヒーを味わったことに始まります。帰国後、ボキ総督がブラジルからコーヒーの苗木を手に入れ、オアフ島のボキ農園に植えさせましたが、当時はコーヒー産業を成功させることはできませんでした。しかし、1828年にサミュエル牧師がハワイ島コナ地区にコーヒーの挿し木を植えたところ、この地域の気候がコーヒーに合ったため、木は瞬く間に生長し、コナ一帯でコーヒーを植えることが流行り、やがてこの地域の基幹産業に発展していきました。

ハワイコナの風味

ハワイコナコーヒーの最大の特徴は、その豊かな香りとマイルドな味わい。苦味が少なく、ナッツやチョコレートを思わせるような風味があり、多くのコーヒー愛好家に愛されています。

まとめ

いかがでしたか?世界三大コーヒーはそれぞれが独特の土壌、気候条件の生産地で栽培されることにより、特徴的な味わいと香りを持つコーヒーとして知られています。

キリマンジャロコーヒーのフルーティーな酸味、ブルーマウンテンコーヒーのバランスの取れた深い味わい、ハワイコナコーヒーのマイルドな風味をぜひ体感してみてください。

当店では世界三大コーヒーをそれぞれ取り揃えております。