「コーヒー豆は何グラム使えばいいですか?」
これは、コーヒーを淹れ始めた方から最も多くいただく質問の一つです。
結論から言えば、絶対的な正解はありません。
しかし、おいしく淹れるための「基準となる分量」はあります。
この記事では、
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コーヒー1杯に使うコーヒー豆の目安
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お湯とのバランス(ブリューレシオ)
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自分好みの味に調整する考え方
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計量するメリット
を、焙煎士の視点も交えながら分かりやすく解説します。
「毎回味が安定しない」「もっとおいしく淹れたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
コーヒー1杯に使うコーヒー豆の量の目安
一般的な目安は1杯10〜12g
ハンドドリップでコーヒーを淹れる場合、一般的な目安は1杯あたり10〜12gです。
一般的なコーヒーカップ(約150〜180ml)は、この分量でバランスよく抽出できるよう設計されているため、多くのロースターでもこの分量が基準として採用されています。
そのため、まずは10〜12gを目安に淹れてみることをおすすめします。
ハンドドリップで1杯だけ淹れるときの分量の考え方
ただし、ハンドドリップで1杯だけ淹れる場合は、10〜12gを目安にしながら、12g程度で抽出するとバランスよく仕上がることがあります。
1杯だけの抽出は、お湯がコーヒー粉に触れる時間や流れがシビアになりやすく、豆の量が少ないと味のバランスが安定しにくくなるためです。
少し豆を増やすことで、甘みやコク、香りのバランスが整いやすくなり、毎回安定した味わいを再現しやすくなります。
一方で、2杯以上まとめて淹れる場合は、お湯がコーヒー粉全体に行き渡りやすくなるため、1杯あたり10gを基準に抽出すると、バランスよく仕上がります。
お湯の量との黄金比
コーヒーをおいしく淹れるためには、豆の量だけでなく、お湯とのバランスも重要です。
豆とお湯の重量比はブリューレシオと呼ばれ、「豆1:お湯15〜16」が一般的な目安とされています。
例えば、10gのコーヒー豆なら、お湯は150〜160ml程度が一つの基準になります。
コーヒー豆を12g使用する場合は、お湯は180〜192ml程度を目安にするとよいでしょう。
私たちも、この比率をベースに抽出レシピを組み立てています。
もちろん、使用するコーヒー豆や焙煎度によって最適な比率は変わりますが、まずはこの比率から始めることで、バランスのよい一杯を淹れやすくなります。
自分好みの黄金比率を見つけよう
ブリューレシオは、おいしいコーヒーを淹れるための基準ですが、「この比率だけが正解」というわけではありません。
人によって好みは異なります。
すっきりとした味わいが好きな方もいれば、コクのあるしっかりとした味わいが好きな方もいます。
まずは豆1:お湯15〜16を基準に抽出し、そこから少しずつ調整してみましょう。
例えば、
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少し濃くしたい場合は、お湯を少し減らす
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軽やかにしたい場合は、お湯を少し増やす
といったように、一度に複数の条件を変えず、一つずつ調整するのがおすすめです。
コーヒーは「正解」を探すものではなく、自分にとって一番おいしい一杯を見つける楽しみがあります。
ぜひ、この基準をスタート地点として、ご自身だけの黄金比率を見つけてみてください。
【早見表】杯数・グラム数・お湯の量の換算
毎回コーヒー豆やお湯の量を計算するのは意外と手間がかかります。
そこで、おすすめの分量を一覧にまとめました。
ブリューレシオ 1:15
| 杯数 | コーヒー豆 | お湯の量 |
|---|---|---|
| 1杯 | 10~12g | 150~180ml |
| 2杯 | 20g | 300ml |
| 3杯 | 30g | 450ml |
| 4杯 | 40g | 600ml |
ブリューレシオ 1:16
| 杯数 | コーヒー豆 | お湯の量 |
|---|---|---|
| 1杯 | 10~12g | 160~192ml |
| 2杯 | 20g | 320ml |
| 3杯 | 30g | 480ml |
| 4杯 | 40g | 640ml |
1:15はコーヒーの風味をしっかり感じられる味わいになりやすく、1:16は軽やかですっきりとした飲み口になりやすい比率です。
どちらが正解というわけではありません。
使用するコーヒー豆や焙煎度、そして好みに合わせて選んでみてください。
人数分をまとめて淹れる場合も、この分量を基準にするとバランスよく抽出できます。
慣れてきたら、ドリッパーやフィルターとの相性も考えながら微調整すると、さらに理想の味わいに近づきます。
ここまでは、1杯あたりの分量についてご紹介しました。
次は、「100gのコーヒー豆で何杯淹れられるのか」という疑問について見ていきましょう。
100gで何杯?200gで何杯?
コーヒー豆を購入するとき、「100gで何杯くらい飲めますか?」という質問をいただくことがあります。
基本的に、1杯あたり10gを基準にすると、
| コーヒー豆 | 約何杯分 |
|---|---|
| 100g | 約10杯 |
| 200g | 約20杯 |
| 500g | 約50杯 |
| 1kg | 約100杯 |
が目安になります。
なお、ハンドドリップで1杯だけ淹れる場合は、12g程度で抽出することもあるため、その場合は100gで約8杯分が目安になります。
実際に淹れられる杯数は、使用する豆の量や抽出レシピによって変わります。
まずは上記の分量を目安に、飲みたい杯数に合わせてコーヒー豆を選んでみてください。

計量スプーン(メジャースプーン)での測り方
「毎回スケールで量るのは少し面倒…」という方も多いでしょう。
そんなときに便利なのが、コーヒー用の計量スプーン(メジャースプーン)です。
ただし、計量スプーンは手軽な反面、コーヒー豆の種類や焙煎度によって実際の重量が変わるため、あくまでも目安として使うことをおすすめします。
すりきり1杯は約何g?
市販されているコーヒー用の計量スプーンは、すりきり1杯で約10gになるよう設計されているものが一般的です。
しかし、実際の重量は一定ではありません。
その理由は、コーヒー豆の大きさや密度、焙煎度によって体積が変わるためです。
例えば、深煎りの豆は焙煎によって大きく膨らみます。一方で浅煎りの豆は密度が高いため、同じスプーン1杯でも重量が変わることがあります。
また、豆のままと挽いた粉でも、スプーンに入る量は多少異なります。
そのため、より安定した味で淹れたい場合は、デジタルスケールを使って計量するのがおすすめです。
10gを正確に測るコツ・スケール活用
毎回同じ味でコーヒーを淹れたい場合は、デジタルスケールを使って計量しましょう。
コーヒーは、1〜2gの違いでも味わいが変化します。
「今日は少し濃い」「昨日より薄い」と感じる原因は、お湯の量だけでなく、コーヒー豆の量が毎回少しずつ変わっていることも少なくありません。
私たちも焙煎したコーヒーの味を確認する際は、毎回同じ量のコーヒー豆とお湯で抽出しています。
抽出条件を揃えることで、コーヒー豆本来の味わいを正しく比較できるからです。
ご家庭でもスケールを使って計量することで、再現性が高まり、好みの味を見つけやすくなります。
濃さ・好み/挽き方・焙煎度による微調整
ここまでご紹介した分量は、あくまでも基本となる目安です。
コーヒーは、コーヒー豆の量やお湯の量を少し調整するだけでも、味わいが変化します。
例えば、
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コクのあるしっかりとした味わいを楽しみたい場合は、コーヒー豆を1〜2g増やす、またはお湯の量を少し減らす
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軽やかで、すっきりとした味わいを楽しみたい場合は、コーヒー豆を少し減らす、またはお湯の量を少し増やす
このように、ほんの少し調整するだけでも、味わいの印象は変わります。
また、コーヒー豆の種類や焙煎度、挽き方によっても、味わいは変化します。
まずは基本の分量を目安にしながら、ご自身の好みに合わせて少しずつ調整してみてください。

まとめ:失敗しない分量早見表
最後に、この記事でご紹介した分量の目安をまとめます。
| 内容 | 目安 |
|---|---|
| コーヒー1杯分の豆の量 | 10〜12g |
| ブリューレシオ | 豆1:お湯15〜16 |
| 100gのコーヒー豆 | 約10杯分(抽出レシピによって異なります) |
| 計量方法 | スケールで計量すると再現性が高まる |
コーヒーをおいしく淹れるために大切なのは、「正しい分量」を覚えることではなく、まずは基準となる分量を知ることです。
そこからコーヒー豆の量やお湯の量を少しずつ調整していくことで、ご自身にとって一番おいしい一杯が見つかります。
まずはこの記事でご紹介した分量を目安に、ぜひお気に入りのレシピを見つけてみてください。